Planet Journal 惑星日記 山崎美弥子|vol.22 滑走路の覚書
…まだ、金曜日という日が、目覚めたばかりの雲の上で。角をまあるく削られた、四角い窓枠が切り取る、真っ白な空…。
もっと読む…まだ、金曜日という日が、目覚めたばかりの雲の上で。角をまあるく削られた、四角い窓枠が切り取る、真っ白な空…。
もっと読む…趣きのあるヴィンテージのフレンチドア。島の海辺の家などで、よく見かけるタイプよりも幅が狭く、
もっと読むグレイの雲の分厚いヴェールに覆われた惑星の朝。プルシャンブルーを帯びた灰色の小雨が天から落ちる。
もっと読むわたしたちの生活がある天国 131 番地の丘は、十二カ月を通じていつも、砂色に乾いてる。
もっと読む常夏の島の空の青から、雪の白のかけらたちが堕ちて来たなら、きっとこのうえなく幻想的で、深くこころに刻まれる、聖なる風景となることだろう。
もっと読むいにしえの時よりこの島々で、もっとも知られている言葉のひとつ、それは「アロハ」だろう。
もっと読むかすかに聞こえて来るハミングみたいにささやかに、でも、確実に訪れる常夏の島の秋の気配…。
もっと読む褐色の肌に、海の底みたいに、深く透き通る瞳を持つアンティ・アネット。彼女に誘われ、五十五歳以上だけがジョインできるフラのクプナクラスに通うようになったのは…
もっと読む島の八月も終わる。天国 131 番地の丘に建つこの家では、過ぎ去った季節たちと変わることなく、この島を産み落とした母であるという女神が吹かせるその風が…
もっと読む「見ちゃだめ!」 驚いて目覚める日曜日の朝。逆らうことはできそうもないその無邪気な声に従って、声の方角から目を背け、ベッドルームから脱出して庭に出た。音を立てないように。
もっと読むマンゴウの味は、ピーチのそれに類似する。わたしが、島の向こうの、遠い大都市(まち)で暮らす少女だった頃、マンゴウを食べたことは一度だってありはしなかった。
もっと読む夜明けまえと日暮れあと、天国131番地の家があるこの丘には、野生の鹿たちが訪れる。彼らは時に、五十頭あまりもの群れになってやって来る。
もっと読むわたしとレビーが船上の人生の幕を下ろして、船を手放したあの日。歳月は過ぎ去り、再び船に出会う運命が訪れた。そう、もう一度わたしたちはセイルボートを手に入れたのだ。
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