デザインで選ぶ、技アリ!白シャツ <GURTWEIN>のクチュール仕立ての美シャツ
トレンドにもシーズンにも関係なく、白シャツはワードローブの定番(だと思う!)。スタンダードな白シャツはもう持っているという人も、次に買うべき!と声を大にしておすすめしたいのが、シンプルな中にもデザイナーの細やかなこだわりが隠されていたり、着ればわかるパーフェクトなパターンだったり、程よく遊びやひねりが効いていたりと、多種多様にデザインが入った白シャツです。
白という極めてベーシックなカラーに、シャツという王道アイテムだからこそ、着るとわかるパターンの美しさ、完成度の高いデザインの力で差がつくと思うのです。
白シャツ好きな(というか、白シャツをかっこよく着る大人に憧れる)Numero CLOSETディレクター佐々木が推しの白シャツをやや熱量高めにご紹介いたします。
リカルド・ティッシを支えた実力派デザイナーによる
気鋭ブランド「GURTWEIN(ガーウィン)」のバットスリーブシャツ
iconic bat sleeve shirt バットスリーブシャツ ¥63,800
コウモリのような広がりを持つ袖ということでバットスリーブですが、脇がオープンになったデザインが特徴。さらに、ギャザーの寄せられたパフと、いわゆるノーマルな異なるシャツの袖口の掛け合わせ、襟や逆比翼仕立てなど、こだわりのディテールと全体のシルエットのバランスが秀逸。
タックインしてもアウトしても成立するやや細身の長めの着丈。サイドスリットが入っているのでゴワつきません。
脇がオープンになっているので、腕を袖に通さずノースリーブとして着用し、袖をブラブラさせたり着方のアレンジもできそうです。アンブレラヨークのような、ケープボレロを羽織っているようなバックスタイルも美しい。
さすが、リカルド・ティッシのもとジバンシィでプレタからクチュールまで手がけてきた経験値だけあって、クチュールライクなテクニックと美しいシルエットのために計算されたパターン、さりげない気配りが随所に光ります。
そして、ヨーロッパ仕込みの彼ら(公私共にパートナーのデザイナー長谷川照洋さん&ウィング・ライさん)の感性とこだわりを実現できたのも、日本のものづくりの技術と最高品質の素材があってこそ。この融合がGURTWEINの魅力でもあります。
alpaca air-organza boxy blouse アルパカ×オーガンザ ボクシーブラウス ¥82,500
白シャツに限らず(そう、GURTWEINは黒にこだわるブランドです)オリジナリティあるデザインシャツは1枚で存在感を放ち、「それどこのブランド?」と聞かれること必至です(私なら間違いなく聞きます)。
シンプルでミニマルもいいけど、なんだか物足りない。難易度高すぎは抵抗あるけど、多少は冒険したい。気をてらわずに品よくデザインが入っててほしい。そんな微妙なラインを攻める、わがままな大人にも実感いただけるはずです。
Numero.jpにてGURTWEINのインタビューを掲載していますので、ぜひご一読ください。